東西で違うって知っていた? こどもの日の定番「柏餅」と「ちまき」

5月5日はこどもの日。子どもが元気に成長することを願い、祝う日ですが、古来からこの時期にあたる“端午の節句”で振る舞われていた「柏餅」や「ちまき」を食べる風習が根付いています。ちなみに柏餅は関東圏で、ちまきは関西圏で食べてお祝いするのをご存知でしょうか。意外と知らない、こどもの日の食べ物にまつわる由来。この記事では、柏餅とちまき、それぞれの由来や食べ方について、柏餅についてはレンジを使って簡単に作ることができるレシピも紹介します。

以下の記事では、こどもの日(端午の節句)の起源やお祝いの仕方についても紹介していますので、あわせてご覧ください。

子孫繁栄の縁起物として親しまれる「柏餅」

柏餅

端午の節句に関東では柏餅を食べるのが一般的で、江戸時代の武家社会に由来する食べ物として普及しました。この時代は江戸が都だったことから、東日本で独自の発展を遂げたともいわれています。

なお、上新粉を使ったお餅の生地を包んでいる柏の葉っぱが、新しい芽が出るまで葉が落ちづらいことから”子孫繁栄“を願う縁起物として知られています。

関東では、餡を餅で折りたたむようにして包むクレープ型が一般的

こどもの日,柏餅

こどもの日に味わう柏餅は、現在は関東だけでなく関西でも食されていますが、包み方が若干違っているようです。「クレープ型」と呼ばれる、餡を餅でふんわりと包む作り方は主に関東で、また餡を餅で完全に覆う「大福型」は関西で人気があります。

なお、餡はこし餡、つぶ餡、みそ餡など、種類に決まりはないので好みの食感や味で選ぶのもいいでしょう。

おうちで簡単に作ることができる、柏餅レシピ

柏餅は和菓子店で購入でき、味わいも本格的ですが、家族みんなで手作りするのも思い出が増えておすすめです。ここではレンジを使って簡単に柏餅を作ることのできるレシピを紹介します。6人分で、所要時間は約30分程度。こねる作業はとても楽しいので、ぜひ試してみてくださいね。

柏餅レシピ材料

■ 材料(6個分)

・ 上新粉 150g
・ 白玉粉 30g
・ 柏の葉 6枚
・ 好みの餡 150g
・ 砂糖(グラニュー糖) 20g

■ 作り方

柏餅レシピ1

1. 餡を6等分して丸めます。

柏餅レシピ2

2. 上新粉、白玉粉、砂糖をヘラで切るように軽く混ぜます。

柏餅レシピ3

3. お湯180ccを加えてヘラで軽く混ぜたあと、ダマがなくなるまで手でこねます。

柏餅レシピ4

4. レンジで加熱します(600Wで2分)。

柏餅レシピ5

5. 加熱したお餅を手でこねてもよいですが、熱いのでやけどをしないように、麺棒などを利用してこねるのがおすすめです。

柏餅レシピ6

6. 丸く形成して氷水に浸して艶を出します。

柏餅レシピ7

7. お餅を棒状に伸ばして6等分にカットします。

柏餅レシピ8

8. カットしたお餅を丸めていきます。

柏餅レシピ9

9. 適度な厚みを持った状態まで伸ばしていきます。

柏餅レシピ10

10. 餡を置いて包みます。

柏餅レシピ11

11. 柏の葉っぱで包んで完成です。

柏餅レシピ12

柏の葉っぱは乾燥に弱いため、食べる直前までラップにくるんで常温で保存しておくのがおすすめです。

無病息災の縁起物として食される「ちまき」

こどもの日,ちまき

具材を笹の葉や竹の皮で三角形や円すい形に包み、イグサなどで縛って、蒸したりゆでたりして味わう食べ物がちまき(粽)です。ちまきを5月5日に食べる歴史は古く、紀元前の中国ではすでに習慣として根付いていたという説があります。

また、中国の楚国に実在した政治家であり、詩人としても知られる屈原(くつげん)が5月5日に亡くなり、命日である端午の節句に供えられるようになったという説もあります。

奈良から関西・近畿一帯に広まった、こどもの日(端午の節句)にちまきを食べる風習

ちまき

日本では奈良時代に、端午の節句の風物詩としてちまきが用意されるようになりました。現在は関西や中国地方を中心に端午の節句にちまきが食べられ、具材は葛やういろうの生地などを使用したお菓子としてのちまきのほか、もち米やうるち米と肉、タケノコなどを一緒に蒸した料理としてのちまきもあり、地域により形もいろいろです。

ちまきはひと口サイズにカットしてお箸で味わうのがマナー

中華ちまき

ちまきは、葉や皮を開いて手に持ちながら食べても失礼にはあたりませんが、こどもたちに美しい所作を学んでもらうという意味合いから、マナーとしてのちまきの味わい方を紹介します。

■ちまきに巻いてある紐はくるくるとほどかない

ちまきを縛ってある紐はくるくるとほどいて取らずに、お尻の部分(最後尾部分)から紐を緩めて葉を抜き出します。ほどくというよりも紐からちまきの葉を外していくというイメージです。

■紐を指に巻きながら外していく方法も正しい食べ方

紐を指に巻きながら外していき、具材を包む葉を開いたら、中の具材を器に移します。葉は小さく折りたたんで、指に巻きつけていた紐は器の反対方向に置いておきます。

■器に移したちまきをひと口サイズにカット

具材を器に移した後にひと口サイズにカットしてお箸で味わいます。

こどもの日(端午の節句)をおいしくお祝いしましょう

こどもの日は祝日なので、家族みんなで一緒に手作りをしたり、普段とは違ったごちそうでお祝いしたりすれば、幸せな気持ちを共有できるはず。柏餅やちまきは由来や風習を知ると、子どもの成長する喜びがますます深まります。ぜひ素敵な1日をお過ごしください。

※画像はイメージです。
※2021年3月現在の情報を掲載しています。

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