意外と知らない、記念日豆知識。9月といえば何の日?

いよいよ秋の気配を感じ始める9月の記念日は、祝日の「敬老の日」(21日)や「秋分の日」(22日)のほか、「重陽の節句(菊の節句)」(9/9)などがあります。どんな由来を持ち、どんなことをすると良いのでしょうか。先人の知恵を学んで、季節を感じるイベントを楽しみましょう。

菊を用いて、不老長寿を願う風情あふれる日「重陽の節句」

9月9日は、江戸時代に定められた5つの式日である五節句のうちのひとつです。1月7日は人日の節句(七草)、3月3日は上巳の節句(雛祭り)、5月5日は端午の節句、7月7は七夕の節句、そして9月9日が重陽の節句です。

なぜすべて奇数月なのかというと、奇数は縁起の良い数と考えられていたから。なかでも、1番大きな陽数(縁起の良い日)である9が重なる9月9日を重陽の節句とし、不老長寿を願うようになりました。五節句のそれぞれが、七草、桃、菖蒲、笹と植物に関係する名前があるように、重陽の節句は菊の節句とも呼ばれています。

重陽の節句はどうやって楽しむ?

晩秋の花である菊は延寿の力がある薬草としても用いられ、長く楽しめる花としても知られています。そこから転じて長寿を願う花として信じられていたようです。この日はお酒に菊の花びらを浮かべて一献。風流な夜を楽しんでみてはいかがでしょう。

秋の味覚たっぷりの祝膳を取り入れよう

江戸時代から、重陽の節句には栗ごはんを食べる習慣がありました。この日にいただくのはもちろん、長寿を願うなら、9月の第3月曜日に控えている「敬老の日」に、菊や栗ごはんを取り入れてみるのも良いですね。

思いやりの心から生まれた「敬老の日」

1966年に、9月15日を国民の祝日「敬老の日」とし、その後2003年のハッピーマンデー法(祝日法改正)によって9月の第3月曜日に変更されました。諸説ありますが、9月15日が選ばれた理由は聖徳太子が身寄りのない老人などのために、現代でいう老人ホームのような役割を持った「悲田院」を設けた日であることから来ているともいわれています。その他の説も、お年寄りを大切に敬う心が起源となっているものばかりです。

何歳から「敬老の日」をお祝いするの?

世界保健機関(WHO)では65歳以上を高齢者、老人福祉法でも65歳以上が高齢者と定義されています。とはいえ、お祝いは65歳以上になってからという決まりはありません。いくつから祝うと決めつけず、年長者を敬う気持ちが大切です。日頃の感謝や長寿の願いを込めてお祝いしましょう。普段、祖父母と会う機会があまり取れないなら、ビデオ通話ができる各種サービスや、テレビを使って近況報告などができる「まごチャンネル」などを活用してみるのもおすすめです。

「まごチャンネル」で子どもの成長を実家にシェア | らしく。

「まごチャンネル」で子どもの成長を実家にシェア | らしく。

実際の帰省やデジタル帰省、タイミングを合わせてのビデオ通話など、実家とのコミュニケーションスタイルは多種多様。今回は、スマホで撮った動画や写真を、おうちのテレビの大画面で楽しめるサービス「まごチャンネル」をご紹介します。 …

世界にも「敬老の日」はある?

中国では「お年寄りを敬う日」として、9月9日の重陽節が一般的なようです。アメリカにも9月第2日曜日は「祖父母の日」という年配者を敬う日があり、孫から祖父母へカードや勿忘草などをプレゼントする習慣があるそう。イギリスでは特に決まった日はないそうですが、100歳と105歳、それ以降の誕生日には女王陛下から祝電がもらえるそうです。

昼と夜の長さがほとんど同じになる「秋分の日」

「秋分の日」は9月23日頃(2020年は9月22日)で、“祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日”として1948年に施行。戦前は「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と呼ばれ、戦後に「秋分の日」と改名されました。また「秋分の日」は秋彼岸ともいわれています。

仏教における”彼岸”とは先祖がいる場所を指し、反対に私たちの生きている世界は此岸(しがん)といいます。彼岸は西、此岸は東に位置すると考えられ、春彼岸である「春分の日」と「秋分の日」は太陽が真東から昇り、真西に沈むため、彼岸と此岸が通じやすい日と考えられ、この日に先祖を供養するようになりました。

お墓参りに行ったらおはぎをお供えしよう

「秋分の日」には寺で開かれる「彼岸会」に足を運んだり、お墓参りに行ったりすることも多いのではないでしょうか。この日のお供物はおはぎが定番です。秋に咲く萩の花にちなんでいるうえ、小豆には邪気を払う力があると信じられてきたことから定番となったようです。

9月の記念日は年配者に感謝の気持ちを表そう

長寿を願う「重陽の節句」、お年寄りを敬う「敬老の日」、先祖をしのぶ「秋分の日」には、秋の味覚を家族と楽しんだり、お墓参りに足を運んだりして、先祖や年配者へ感謝を伝えてみましょう。

※画像はイメージです。
※2020年9月現在の情報を掲載しています。

関連記事 RELATED

おすすめの記事 RECOMMEND