遠隔監視アプリや盗難防止アプリの悪用に注意!対策方法をチェックしておこう

そなえる

スマートフォンを守るために開発された“遠隔監視アプリ”や“盗難防止アプリ”が、盗聴や盗撮などに悪用されるケースが増加しています。

たとえば2017年6月、アルバイトをしている女子大生の自宅に勤務先の男性が侵入。使っていない古いスマホに遠隔監視アプリをインストールし、リビングのテーブルの下に隠して脱出後、なんと5日間も動画で遠隔監視をしていたという事件がありました。2018年9月にも、知人女性のスマホに無断で盗難防止アプリをインストールし、位置情報を取得していた疑いで28歳の男が逮捕されています。

そこで今回は遠隔監視アプリの基本と悪用されないようにする方法について紹介します。

遠隔監視アプリのそもそもの目的は?

遠隔監視アプリというのは、スマートフォンを遠隔操作して電話帳や写真、動画などを遠隔操作したり、GPS機能で位置を確認したり、カメラやビデオ機能で周囲の風景を撮って場所を確認したりできるアプリです。本来は、スマートフォンの紛失や盗難の際、持ち主が使用するために開発されました。

また、親が子供のスマートフォンの利用状況などを監視したり、会社が社員に貸与する端末を管理したりするために開発された遠隔監視アプリもあります。

いずれのアプリも目的どおりに使われる場合にはなんの問題もありません。ところが、他人のスマートフォンにこうしたアプリをこっそりインストールして悪用する人が出てきています。他人事ではありませんので、十分な注意が必要なのです!

遠隔監視アプリではどんな被害が想定される?

もし、遠隔監視アプリを悪用された場合、いったいどんな被害に遭うのでしょうか?まず、スマートフォンに保存されている個人情報が筒抜けになってしまいます。

具体的には…

● スマートフォンの位置情報を把握される

● 電話の通話履歴を見られる

● 電話帳を見られる

● メールの送受信履歴、メッセージの内容を見られる

● LINEなどのメッセージアプリの送受信履歴、メッセージの内容を見られる

● スマートフォンに保存されている画像や動画を見られる

といったことが自由にできてしまいます。これらのデータを遠隔操作でパソコンなどに保管することもできるので、すべての個人情報が盗まれてしまうのです。

さらに、遠隔操作によってカメラやマイクを起動させることもできるアプリもあるため、盗聴や盗撮の被害に遭う可能性も少なくありません。

遠隔操作アプリの悪用被害に遭わないために!知っておきたい対処方法

遠隔操作アプリは、アプリストアからかんたんにインストールできてしまいます。そのため、スマートフォンを勝手に使われないようにすることが一番の対策となります。具体的には、スマートフォンにロックをかけて自分以外は使えないようにすることと、アプリのインストール時は、パスワードなどで認証が必要になるよう設定しておきましょう。

また、仮に身近な人であっても安易にスマートフォンを貸さないようにすることも重要です。実際に、女性にスマートフォンの使い方を教える振りをして、こっそり遠隔監視アプリをインストールした男性が逮捕されたケースもあります。

アプリを勝手にインストールされれば、ホーム画面にアイコンが表示されるので気がつくのでは?と考える方もいらっしゃると思いますが、遠隔操作アプリの多くが、アンインストールされないようアイコンを表示しないように設定できます。そのため、遠隔監視アプリがインストールされ、盗聴や盗撮などの被害に遭っていることに気付かないことが多いのです。

「もしかしたらインストールされてしまっているかも……」と不安になった方は、「設定画面」を開いてアプリ一覧を開き、自分でインストールした覚えのないアプリや見慣れないアプリ、機能や用途がわからないアプリがないかを確認しましょう。もし見つかった場合は、アプリ名を検索して機能を確認し、遠隔監視アプリだった場合は、すぐに削除してください。

遠隔操作アプリの悪用は、Andoridスマートフォンはもちろん、安全といわれるiPhoneでも発生しています。

“自分は大丈夫”と考えずに、一度お使いのスマートフォンをチェックしてみてください。

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