今さら聞けないとお悩みのあなたに!USBメモリとSSDの違いを解説します
データの読み書きができる記憶メディアには、いくつかの種類がありますが、その中でもよく使われるのがUSBメモリです。また、最近SSDという名前をよく聞くようになりました。
それぞれ、一体、どんな特徴を持つのでしょうか?
今回は、知ってるようで知らない「USBメモリとSSDの違い」について、詳しく探っていきます!
USBメモリとSSDの特徴とは?
USBメモリは、パソコンのUSBに差し込んで使用する外部記憶媒体です。脱着が容易な上、コンパクトで持ち歩きもかんたん、価格も安く、手軽に購入することができます。
記録できる容量は8GB・16GB・32GB・64GBが主流ですが、128GBといった大容量のものも登場しています。扱うデータの大きさや用途によって選ぶとよいでしょう。
価格は記録容量によって変わりますが、数百円から数千円くらいで購入でき、家電量販店はもちろん、ビデオレンタル店やコンビニなどでも販売されています。
一方、SSDは名刺入れくらいの大きさの2.5インチが主流です。USBメモリに比べて大きくはなりますが、こちらもポータブルサイズといえるでしょう。ただし、サイズはコンパクトですが、SSDはHDDと同様にパソコンに内蔵して使用します。ここがUSBメモリとの大きな違いです。
また、記録容量は64GB・128GB・256GB・512GBが主流で、USBメモリに比べてかなり大容量となっています。価格は数千円から数万円まであり、容量が大きくになるにつれ高くなるほか、信頼性なども価格に影響します。
USBメモリとSSDの基本性能の違い
USBメモリでデータの転送を行おうとすると、思った以上に時間がかかってしまい、大きなストレスを感じる人も多いのではないでしょうか?ただし、USB3.0規格に対応したものであれば、それほどストレスは感じないでしょう。
また、USBメモリは書き込みが苦手で、容量も小さいため、データの書き込みや削除回数の上限も高くありません。そのため、上書き保存を繰り返すたびに劣化が進行していきます。
それに比べてSSDは、SATA接続のため圧倒的に読み書きのスピードが速くなります。データの書き込みや削除回数の上限も高くなり、高速のキャッシュメモリを内蔵しているなど、USBメモリとは基本性能が大きく異なります。
大切なデータは必ずバックアップをしておこう!
USBメモリは、コンパクトでポータブルな特性が仇になって、紛失したり誤って水没させたりしてしまうことがあります。また、USBに差し込んで使うため、出っ張ることになり、引っ掛けてコネクタ部分を破損することも、比較的多いトラブルでしょう。
そのほか、初期設定を行ってデータを初期化してしまったり、急に読み込めなくなったりすることもあります。ですので、大事なデータをUSBメモリだけに保存するのは、ヤメた方がいいでしょう。
SSDについても、データが読み取れなくなったり、外からの強い衝撃を受けて物理的に壊れたりしてしまうこともありえます。ですが、基本的にパソコンに内蔵されているものなので、故障する確率はUSBメモリほど高くありません。
ですが、故障した時の被害が大きいのはSSDでしょう。起動ディスクにしていた場合は、パソコンが使えなくなってしまいます。
もし、大事なデータを保存していた場合、データの復元に挑戦することになりますが、基本的に業者に依頼することになり、料金も高額です。そのため、大事なデータは、複数のメディアにバックアップしておくという、日頃の対策が重要となります。
USBメモリとSSDの違い、ご理解いただけたでしょうか?USBメモリはちょっとしたデータの持ち運びに使うもの、SSDはパソコンに内蔵して使うものとおぼえておきましょう。
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