4GBと8GBどちらがいい?<パソコンの選び方>

Windows7サポート終了による買い替え需要

2020年1月14日、Window7のサポートが終了の日を迎えました。これを機に、パソコンの買い替えを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。量販店の売り場にはずらりとパソコンが並びますが、選ぶ基準がよくわからないと、どれがいいのか判断するもの難しいものです。パソコンの性能を決める「OS」、「CPU」、「HDD」、「メモリ」などの要素の中から、今回は「メモリ」に焦点を当てて紹介します。

動作スピードに大きくかかわるメモリ

メモリ(実装RAM)はパソコンの動作スピードに大きく関わる部品です。パソコンのデータは、最終的にはHDDやSSDという記憶装置に保存されますが、作業を行う時は、HDDやSSDからデータを取り出して、メモリ上で作業をします。

メモリ上で作業を行うのは、メインで使用しているアプリケーションソフトだけではありません。パソコンを動かしているOSや、立ち上げたまま使っていないアプリもメモリを消費しています。

メモリ容量に余裕があれば、同時に複数のことをやっても動作スピードに影響は出ませんが、メモリ容量が不足した状態ではタスクが順番待ち状態となり、パソコンの動作スピードが遅くなってしまいます。

メモリ使用の現状を知れば必要な容量がわかる

使うアプリや行う作業によって、使用するメモリの量は違います。つまり、ほかの人が快適に使えているだけのメモリ容量があっても、作業内容によっては足りない場合もありますし、その逆のこともあるでしょう。

普段どおりの使い方で、どのくらいメモリを消費しているのかを知ることは、自分が使うパソコンのメモリの必要量を知る上でとてもいい方法といえます。

現在のメモリの使用量は、パソコンの「タスクマネージャー」から確認することができます。タスクマネージャーでは、今、どのアプリがどのくらいメモリを使っているのか、全体ではどのくらいの余裕があるのかを知ることができます。

メモリ容量 4GBと8GBの違いとは

仮に、他の性能は同じで、メモリ容量が4GBのパソコンと、8GBのパソコンがあったとしましょう。この2つの違いは何でしょうか。

ひとつは、メモリを多く消費する作業の応答速度です。そして、もう1つはパソコンの価格です。4GBよりも8GBのメモリを搭載しているパソコンの方がハイスペックなため、価格は当然高くなります。5万円を切るような格安価格で売られているパソコンのメモリのほとんどは、4GB以下です。

8GB×1と4GB×2は何が違う?

パソコンの性能が書かれたスペック表を良く見ると、メモリの容量として「8GB×1」と書かれているものと、「8GB(4GB×2、または4GB+4GBなど)」と書かれているものがあります。これは、使われているメモリの1枚当りの容量と枚数を表しています。合計はどちらも8GBですが、この2つには違いがあります。

例えば、処理しなければならないタスクが複数あったとしましょう。8GB×1のメモリはタスクを1つずつしか受け取ることができませんが、4GB×2では、同時に2つのタスクを受け取ることができます。つまり、同じ8GBでも4GB×2のメモリを搭載したパソコンの方が早く処理を行えるということです。

ご自分のパソコンのスペックを確認したい方はこちらも参考にどうぞ。

パソコン(Windows / Mac)|OSバージョンとスペック確認方法 | JCOMサポート

Windows10が求めるメモリ容量とは

ここからはWindows10を快適に使いこなすためのメモリ容量について考えてみましょう。

マイクロソフト社のウェブサイトによると、Windows10を使用するためのシステム要件は、32bit版では 1GB、64bit版では 2GBとなっています。ここで気を付けたいのが、これはあくまでWindows10をパソコンで起動するために必要なメモリであるということです。パソコンを使う目的は、Windows10を起動することではなく、Windows10を起動したうえで何かしらのアプリを使うことでしょう。

つまり、Windows10でアプリを使いこなすのに必要なメモリは、最低でもアプリで使用するメモリにWindows10が使うメモリを加えたもの「以上」なくてはいけません。また、快適さも求めるのであれば、さらに余裕を持たせる必要があります。

新しいパソコンの購入を検討するなら

新しいOS、新しいアプリは高機能になるにつれメモリを必要とする傾向があります。例えば、Windows98のメモリの必要条件はたった16MBでした。これからも、この傾向は続いていくとみられることから、新しくパソコンを買う時はメモリにも余裕を持ったものを買うのがベストです。

ただ、金額的な条件が合わないときや、ハイスペックなパソコンの必要性を感じないというときには、メモリが増設できるタイプのパソコンを選ぶようにしましょう。メモリが増設できるタイプであれば、メモリ容量の不足を感じた時に増やすことができます。

今のパソコンをWindows10へアップグレードするなら

すでにあるWindows7のパソコンをWindows10へアップグレードしようと考えている場合は、しっかりとメモリの容量も確認しましょう。もし、不足を感じるときには、増設が可能か確認してみましょう。

ただ、古いパソコンはHDDなども傷んでいる恐れがあり、メモリを増設しても新しいパソコンと同じような快適さを得られるとは限りません。

余裕のあるメモリ容量で快適なパソコンライフを

パソコンの操作が重いと感じたら、まずは使用量をチェックしてみましょう。メモリを増設して改善されることもあります。自分の使い方に合わせ、余裕を持ったメモリを搭載したパソコンで、快適なパソコンライフを送りましょう。

▼こちらもあわせてどうぞ

32bit版と64bit版は何が違うの?<パソコンの選び方>| らしく。

 

※2020年1月現在の情報を掲載しています。製品・サービス内容についての詳細は、各販売・提供会社へお問い合わせください。

関連記事 RELATED

おすすめの記事 RECOMMEND

ランキング RANKING