年末年始に備えるデジタルセキュリティ対策

長期休暇の際には、旅行や帰省などで家を空ける方も多いでしょう。普段よりもパソコンやスマートフォンに触れる機会が減ることで、また、逆に増えることで、思わぬ被害が発生することがありますので注意が必要です。たとえば、ウイルス感染や不正アクセス等の被害に遭ったり、SNSへの書き込み内容からトラブルに発展してしまったりすることなどです。そしてその対処が遅れることにより、場合によっては関係者に対しても被害が及び、多大な迷惑をかけてしまうこともあります。

このような事態とならないよう、しっかりと対策を行いましょう。

休暇中の対策

SNS投稿に注意:旅行や帰省先など外出先での投稿と、出発前の投稿

旅行や家族と会える帰省は楽しいものであり、SNSに投稿して友達とシェアしたくなるものです。しかし、SNSに写真を投稿したことでトラブルに発展することがありますので注意してください。

投稿内容

「明日から10日間海外旅行に行ってくる」など、不在にすることを事前に書いていませんか? 特に一人暮らしの方は、外出すると家には誰もいなくなりますので避けた方がよいでしょう。また、「いまここにいます」というように、現在地をリアルタイムで知らせるような投稿も避けるべきです。

公開範囲

普段から気にすべきことではありますが、この投稿は「誰に見られるのか」を十分に確認してから投稿しましょう。また、インターネットに公開するということは、原則、全世界に公開しているものだという認識で投稿しましょう。設定したからといって、絶対安心、ということはありません。

セクストーション(性的脅迫)のトラブルに注意

「こんな怖いこと私には関係ない」、決してそんなことはありません。手口の一例をご紹介します。
SNS上で知り合った人物から、言葉巧みに不正アプリのインストールを持ち掛けられ、気が付けばその不正アプリで自分のプライベートな動画を撮影してしまいます。これが原因で、「あなたの性的な行為に関わるプライベート動画・写真を入手した。 友人・知人にばらまく」と脅迫し金銭を要求する、というものです。このような被害に遭う事案が増加しています。いかなる場合でも、第三者に見られたら困るプライベートな写真や動画は撮影しない・させない。そしてそのデータも送ったりしてはいけません。

偽のセキュリティ警告に注意

ウェブサイトの閲覧中に「ウイルスに感染している」、「パソコンが壊れる」等の偽の警告に遭遇し、表示されたメッセージに従って操作したり、電話をかけたりして、有償のソフトウエア購入やサポート契約をしてしまうといった事案が増加しています。

偽の警告画面が表示された場合は、すぐに画面を閉じてください。画面が消せない場合は、ブラウザを強制終了するか、パソコンの再起動を行います。誘導されるままに、次へ次へと画面を進めてはいけません。

長期休暇中は、いざというときに相談できる窓口が休止となっている場合があるため、具体的な手口と対処方法を事前に確認して被害に遭わないように注意しましょう。利用しているセキュリティソフトによる警告ではない場合、特にインターネット利用中にブラウザ画面上に表示される警告は偽物である可能性が高いです。事前にお使いのセキュリティソフトの本物の警告画面を確認しておきましょう。

インターネットで「システム警告(詐欺警告)」の対応方法 | JCOMサポート

不審な添付ファイルやURLに注意

「これは昔から言われていることなので大丈夫」、決してそんなことはありません。このような手口は日々進化を遂げています。
実在の企業などを騙った不審なメールでの被害発生が拡大しています。大手通販会社や通信会社等から届いたように見受けられるメールの添付ファイルを開いたり、本文中のURLにアクセスしたりすることで、ウイルスに感染したり、フィッシングサイトに誘導されたりする場合があります。また、メールだけではなくショートメッセージ(SMS)で送られてくる場合や、SNSで投稿されたり、SNSのダイレクトメッセージで送られてくる場合もあります。特にこの時期は年末年始の挨拶など、普段はやりとりしていない人からのメールやダイレクトメッセージが届くことも珍しくない上、「クリスマスカード」や「年賀状」のように、思わず開けてしまいそうなファイルを添付しやすい時期でもあります。

よく利用している大手通販会社からのメールだったり、よく知っている友人からのダイレクトメッセージであっても、すぐに開くのでなく、一呼吸置いてから、内容をよく確認した上で開くようにしましょう。

そのリンクは大丈夫? フィッシング詐欺にあわないために | らしく。

移動中の置き忘れや盗難に注意

帰省や旅行、外出先では、荷物の管理などには十分注意をしましょう。いつもと違う服装やカバンで出かけていることも多く、いつも入れている所にスマートフォンを入れたつもりが、ロビーに忘れたままになっており、しかも飛行機が離陸した後だった……、こんなことに遭遇したら目も当てられません。楽しい旅行も台無しです。それどころか、自分自身の個人情報やクレジットカード番号、プライバシーなどの秘匿情報が洩れる可能性があります。スマートフォンやパソコンなどのモバイル機器を持ち運ぶ際は、置き忘れが無いように、特に注意しましょう。カフェ等で席を離れる場合も、都度必ず一緒に持っていくようにするなど、用心に越したことはありません。

また、万一のために、スクリーンロックは必ず設定しておきましょう。GPS探査機能の設定や、盗難補償サービスなどへの加入(検討)も、事前に行っておくと安心です。

休暇後の確認

修正プログラム、定義ファイルの更新適用

不在の期間中に、WindowsやMac OSなどのOS(オペレーティングシステム)や、各種ソフトウェアの修正プログラムが公開されている場合があります。修正プログラムの有無を確認し、必要な修正プログラムを適用しましょう。画面に通知が来ている場合がありますので、通知の中に更新のお知らせがあれば実行してください。

また、電源を切っていたパソコンは、セキュリティソフトの定義ファイル(パターンファイル)が古い状態のままになっています。メールソフトやインターネットブラウザを開く前に、必ずセキュリティソフトを起動して、定義ファイルが最新の状態であることを確認してから、メールの送受信やウェブサイトの閲覧等を行うようにしましょう。

年末年始など、多くの人が同じタイミングで休暇を取るような時期は、一斉にユーザーのアクセスが集中するため、まれに更新に失敗する場合があります。「リリース日や更新日付」で、更新が成功していることを必ず確認してください。更新を行ったつもりが更新ボタンを押しただけで、失敗して未完了になっていることに気付かず、危険な状態にさらされたままだった、ということが無いようにしましょう。

※2019年10月現在の情報を掲載しています。製品・サービス内容についての詳細は、各販売・提供会社へお問い合わせください。

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