子どもの“はじめて携帯” 親が注意すべきポイントは?

進級や進学のタイミングで、子どもに携帯電話やスマートフォンを持たせることを検討する親御さんも多いのでは? スマートフォンは、連絡を取るためのツールとしてだけでなく、インターネットで検索するためのツール、音楽プレイヤーとしてのツールなど多機能で、今やなくてはならない存在です。

内閣府の「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、インターネットを利用したことがある小学生は9歳以下では約39%、10〜12歳は平均約87%となっています。スマートフォンは低年齢層(9歳以下)は約88%が親と共用で利用していますが、年齢が上がるごとに子ども専用スマートフォンの所有率が増加、13歳になると78%が所有しているそう。

子どもが自由に携帯電話やスマートフォンを使うことのリスクをきちんと把握し、子どもの“はじめて携帯”のために親ができることや、決めておきたいルールを学びましょう。

出典:
内閣府「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(概要)」

家族の中で決めておくべきスマートフォンのルールとは

「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、子どものスマートフォン普及率が上がるのと同時に、インターネット利用の平均時間も増加しています。2019年時点での小学生の平均利用時間は約107分となっており、その内容は動画視聴、音楽鑑賞、勉強・学習などの知育アプリやサービスがトップ3となっています。

大人に比べて自制心の低い子どもはスマートフォン依存症にも陥りやすいもの。ネットリテラシーも低いのでトラブルリスクも高いといえるでしょう。同報告書内では、「小学生の子どもとスマートフォン利用のルールを決めている」という親の回答は9割を超えていますが、それに対し「ルールを決めている」と回答した子どもは7割超と、きちんと伝わりきっていないということが見てとれます。

一般的に定番ルールとされているのは、

  • 利用は決められた時間内にする
  • アプリのダウンロードは親に相談をする(課金は行わない)
  • 面識のない相手との連絡や連絡先の交換をしない
  • 食事中や歩いている時など、“ながらスマホ”はしない

というもの。こちらはあくまでも最低限のルールです。さらに、各家庭での細かいルールを作っていきましょう。ルール作りの基本は、安全のために必要な内容にすること。ただ押し付けて守らせるだけでなく、自分を守るために必要であることを理解させ、話し合いながら決めていくことが大切です。また、年齢を重ねるごとにルールもアップデートしていくことが必要で、成長や交友関係に合わせて定期的な見直しも行ってください。

設定やアプリを上手に利用して子どもの携帯を管理しよう

ルールを決めて子どもに守らせるだけでなく、安心・安全に使えるようあらかじめ端末の設定をしておくのは親の務めのひとつといえるでしょう。携帯電話キャリア各社では、子どもが携帯電話やスマートフォンを持つ場合に使用を推奨する設定を明確にしているため、各社のウェブサイトなどで確認をしておくのも大切です。また、リモートで子どものスマートフォンを管理できるアプリもたくさんあるので、それを利用するのも良いでしょう。

おすすめは、無料アプリの「保護者向けGoogle ファミリーリンク」。使用できるアプリを制限して知らない人との接触を避けられるようにしたり、子どもが寝る時間にはロックをかけ、こっそり利用することを防ぐことができたりする便利なアプリです。有害サイトは、子どもにその意思がなくても接触してしまう可能性があるもの。少しでも回避できるよう、親の目で見て事前に守ることが大切です。

■保護者向けGoogle ファミリーリンク

AppStoreからダウンロード
Google Playで手に入れよう
提供:Google LLC

動画やコミュニケーションアプリこそ要注意!

年々スマートフォンでの利用率がアップしているのが、動画観賞です。中でも小学生にも人気が高いのが「YouTube」。ただし、子どもには害の多い暴力的なものや性的なものを暗示するコンテンツ、乱暴な言葉遣いのものなど、親としては子どもを近づけたくない動画もたくさんアップされています。子ども用のGoogleアカウントを作り、年齢に応じて有害なコンテンツは自動的に見ることができないようにする方法はありますが、日本の場合13歳以上にならないとGoogleアカウントが作れないため、小学生の子どもには適用できません。そのため、「YouTube」の制限付きモードをオンにし、不適切なコンテンツを除外できるようにしておきましょう。

コンテンツと制限付きモード – YouTube ヘルプ

また、コミュニケーションツールとして多くの人が使用している「LINE」にも注意が必要です。現在「LINE」ではフィルタリングや親によるコントロール設定ができないため、住んでいる場所や個人情報がわかってしまうようなプロフィール写真は避ける、IDには個人情報がわかるもの(誕生日など)を使用しない、ID検索は無効に設定するなど、できる限りの対策を取ってから使用させるようにしてください。また、各携帯電話キャリアには子どもの携帯使用に適した安心フィルターサービスがあり、「LINE」もその対象になっていますので上手に活用しましょう。

あんしんフィルター for docomo

あんしんフィルター for au

あんしんフィルター(ソフトバンク)

あんしんフィルター for J:COM

親子のコミュニケーションを密にして上手に利用するのが鍵

活用方法によってはとても役立つアイテムである携帯電話やスマートフォン。子どもが利用する時には、親がきちんと管理した上での使用が必須ですが、前述のとおり、一方的に押し付けるのではなく、きちんと話し合いの場を設けることが大切です。楽しさの裏に潜む危険をきちんと把握し、子どもにも理解させた上で、上手に付き合っていきたいですね。

※画像はイメージです。
※2020年6月現在の情報を掲載しています。製品・サービス内容についての詳細は、各販売・提供会社へお問い合わせください。

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