ご近所&ママ友付き合い 上手にスタートを切るには?

 

子どもの進学や、引越し、新しい仕事のスタートなど、生活が変わるとちょっとした悩みや不安も生まれがち。新しい環境の中で、関係性を一から作っていくのは簡単にはいきませんよね。

そこで今回は、新生活で不安なことによくありがちな「ママ友」と「ご近所付きあい」のお悩みについて、解決するためのコツをご紹介します。

新入学の季節。新しいママ友との“ほどよい距離感”って?

職場の同僚や自分の友人とはすこし異なる“ママ友”という存在。親同士の関係が子ども達の関係性に影響を及ぼすのは避けたいですよね。円滑な関係を築くために気をつけておきたいポイントを見ていきましょう。

自分からにこやかに挨拶を

どんな人間関係でも、挨拶は基本です。初対面の相手に対してはお互いに緊張してしまいがちですが、会釈だけなどではなく、きちんとした挨拶は好感度アップのポイントです。人の印象というのは、出会って7秒で決まるといわれています。だからこそ、はじめましての時はにこやかに。笑顔のポイントは、上下の前歯が4本ずつ見える程度が美しく好感度が高いといわれています。鏡の前で練習してみましょう。

学校行事にはできるかぎり参加しよう

子どもが学校や幼稚園でどう過ごしているのかをきちんと把握しておくのも、ママ友の交友関係ではとても大事なこと。子どもから話を聞いておくことも重要ですが、授業参観など、親として実際にクラスの雰囲気や子どもの様子を客観的に見て情報を蓄えておくことで、ママ友同士の会話のきっかけも増えますし、子ども同士でトラブルが起こってしまった時も解決がスムーズに。

すべての行事に参加するのは難しいという方も多いと思いますが、「行けるときは行く」と、気楽な気持ちで取り組んでみてください。

苦手な相手には“無理せず・自分を追い詰めず”にいよう

子どもを持つママ同士を「友」でなく、「仲間」と思ってみてはいかがでしょうか? 少し苦手だなと感じる相手も、同じ年頃の子どもを育てている仲間と思えば、必要以上に苦手意識を持つことも少なくなるでしょう。

無理に仲良くする必要はまったくないのです。たまたま、今の時期に知り合った関係性ですから、性格はもちろん事情もさまざま。できるだけ仲良くしなくちゃと思いつめすぎず、「最低限のお付き合いで大丈夫」と割り切ってしまいましょう。ストレスを発散する時は、ママ友以外の友人と関わる時間を増やすことでストレスフリーに。

友好的な近所付き合いのためにマナーと節度をきちんと守ろう

子どもを介するママ友よりも、よりセンシティブになりがちなのが、ご近所付き合い。トラブルを避けるためにあまり関わりを持たないという人も多いようですが、いざという時は隣近所と助け合うことも大切になってきます。

大型マンションなどでは、すれ違う人が居住者かどうかわからず、挨拶すべきか迷ってしまうこともあるかもしれませんが、ママ友との付き合い同様、基本となる挨拶はしっかりと。そのほか、トラブル回避のためのマナーもご紹介します。

引っ越しのご挨拶は当日か翌日がマスト

引っ越し当日は、つい家の中のことだけに集中してしまいがちですが、作業中は大きな音がしたり、人の出入りが激しかったりと、隣近所の人にとっては非日常の1日に。入居時の挨拶は早めに、先手必勝がポイントです。

できれば、引っ越し作業を始める前に手土産などを持って両隣へご挨拶を。マンションの場合は上下の部屋へも伺いましょう。早朝や深夜、夕食時は避け、できる限り家族みんなで出かけましょう。

“お互い様”精神で自分の行動も見つめ直そう

騒音や匂いだけでなく、干している布団を叩く時は隣や階下に迷惑がかかっていないか、ガーデニングの植物が隣近所に伸びていないかチェックするなど、特に室外のことは気を遣うのがベターです。

自分の行動は第三者目線で見ることを心がけつつ、たくさんの人が住む集合住宅では、多少のことは許し合うのもマナーのひとつと、少し広い心を持ちましょう。

トラブルを避けるために&遭遇したらどうする?

特にマンションでは、自分の家として使える範囲と、共用部分の範囲を把握しておくことは重要です。

廊下や階段、エレベーターやロビーなどだけでなく、実はベランダも共用部分のことが。管理規約をはじめにきちんと確認し、ベランダでの喫煙や、廊下に置かれた自転車や子どもの遊び道具などが、隣近所の迷惑にならないように気を付けましょう。

また、何かあったときには、住民同士のトラブルを避けるためにも直接言うのではなく、一旦、管理人や管理会社、不動産会社などの第三者を通して相手に伝えてもらうとよいでしょう。

無理せず、にこやかに、心に余裕を持って

「ママ友」も「ご近所付き合い」も相手がいること。こちらが仏頂面で、挨拶もせず、仲良くする気はありませんというオーラを出せば、コミュニケーションは取りづらくなるでしょう。

「はじめまして」の場面で緊張してしまうのは相手も一緒。まずは“笑顔でご挨拶”から始めて、気持ちの良い関係をスタートさせましょう。