身近な自然災害から身を守る! 大雨・暴風・集中豪雨編

そなえる

2019年にも大型台風の直撃が起きたように、身の回りに潜む災害は地震だけではありません。6月から10月にかけては大雨・暴風・集中豪雨などの自然災害が発生しやすい時季です。慌てず対処できるよう、事前の備えや対策方法を確認しておきましょう。

警戒レベルやハザードマップは事前にチェックを

梅雨前線や秋雨前線が停滞することで、しばしば大雨が降ります。また、直近30年間の平均では26個もの台風が発生。接近・上陸すれば暴風や大雨となり、道路が冠水したり、河川が氾濫したりすることもあります。

最新の気象情報などを常にチェックし、警戒レベルによってどのように災害から身を守るかを知ることも大切です。各市町村のウェブサイトにハザードマップが掲載されているので、危険性が高い場所を事前に把握しておきましょう。

注意が必要な気象条件を知っておこう

大雨・暴風・集中豪雨をもたらす気象条件にはさまざまなものがあります。以下に挙げるものは天気予報でよく耳にする言葉ですが、その特徴も含め、気を付けるべきポイントも押さえておきましょう。

梅雨前線・秋雨前線

前線が出現すると、長雨や大雨をもたらし、道路の冠水や土砂災害が起きやすくなるので注意が必要です。

爆弾低気圧

暴風や高波、大雪をもたらし、急速に発達することもあります。対応の遅れなどから各地に甚大な被害をもたらすことがあるので注意しましょう。

台風

7月から10月にかけては接近・上陸する台風も多くなり、大雨や暴風に注意が必要です。暴風により倒木や電車の運転見合わせも。事前情報をチェックし、暴風域に入る時間は出歩かないなどの対策をしましょう。

大気の状態が不安定

積乱雲の発達が活発になり、局所的な大雨や雷をもたらすことがあります。雨雲の位置や大きさを確認できるアプリの活用もおすすめです。

緊急速報メールの警戒レベルはどんなものがあるの?

2019年3月に「避難勧告等に関するガイドライン」(内閣府)が改定され、“自らの判断で避難行動をとる”という方針が示されました。これにより、住民等が自治体や気象庁などから発表される情報の意味を直感的に理解できるよう、防災情報を5段階の警戒レベルに合わせて提供されることになり、とるべき行動の対応が明確化されました。

出典:避難行動判定フロー・避難情報のポイント(内閣府)

※2019年7月9日、気象等に関する特別警報の「緊急速報メール」で、各自治体から警戒レベルととるべき行動を記載した配信が開始されました。
 
出典:
避難勧告に関するガイドラインの改定(平成30年3月29日): 防災情報のページ – 内閣府
避難行動判定フロー・避難情報のポイント(内閣府防災情報のページ)

こんな場所にいる時は要注意!

事前に気象状況が分かっている場合でも、その時どこにいるかによって対処の方法は変わってきます。代表的な場所ではどのような注意が必要なのでしょうか。

市街地

集中豪雨により側溝やマンホールから水があふれ、浸水する恐れがあります。大雨の際は足元に注意して、なるべく側溝やマンホールを避けて歩くようにしましょう。水があふれるとマンホールのふたがずれることもあります。

河川沿い

氾濫する恐れがあります。河川の増水状況などを確認しに行くなどの行動は避けましょう。

山間部

土砂災害に巻き込まれる恐れがあります。土砂災害ハザードマップをチェックしておき、車や徒歩での通行はできる限り避けましょう。

地下・半地下

集中豪雨により浸水する恐れがあります。水は上から下に流れていくもの。できるだけ高い位置へ移動しましょう。

いざという時の備え、命を守る行動と心がけ

情報を常にアップデートして意識しておくのはもちろん、被害を避けるための行動や心がけがあります。いざという時に慌てないように知識をつけておきましょう。

公共機関の情報を聞く

気象庁や自治体は、テレビやラジオなどで災害情報や避難情報などを発信します。避難情報が発令されたら、安全を確保した上で速やかに避難できるように最新の気象情報は常に確認することが大切です。

浸水危険箇所を知る

各自治体では、水害の危険性を周知し水害への備えや迅速な避難に役立つよう、浸水・洪水・高潮など各種ハザードマップを公表しています。

定期的な排水設備の点検・清掃を心掛ける

「側溝」や「雨水ます」、「排水溝」の周辺にごみがたまることで、雨水が流れず、浸水の危険性が高くなります。地下や半地下では排水ポンプの故障による浸水被害の危険もあるため、普段から自宅のベランダなども点検・清掃を心掛けましょう。

簡易な浸水防止方法を知っておく

浸水に備えるには、「土のう」「水のう」「止水板」などを活用します。ゴミ袋に半分程度水を入れた「簡易水のう」を隙間なく並べたり、止水板の代わりに長めの板などを利用する方法もあります。いざという時に備えて、簡易な浸水防止方法を知っておきましょう。

外出せずに室内で通り過ぎるのを待つ

台風や暴風、大雨の時は極力外出を控えましょう。外にいる場合は近くの施設など安全な屋内に入り、通り過ぎるのを待つのが基本。屋根や窓の補修のために外へ出るのはとても危険です。

エレベーターの利用は避ける

暴風によって電線が切れると停電になり、エレベーターに閉じ込められる恐れがあります。台風や大雨の時はなるべく階段を使いましょう。

ひざ下まで水が来る前に避難

浸水時に歩行可能な水位の目安は、ひざ下までということを覚えておきましょう。水位が低くても、水の勢いで動けなくなる危険性があります。水が流れてきたら早急に高所へ避難を。

地下からより高いところへ避難

地上の冠水により地下に水が流れ込み、避難が厳しくなる場合があります。指定の避難場所、または地上に出たら近隣の2階以上の比較的新しい建物を探して避難しましょう。

事前の備えと意識をもつことが最重要

災害から自分自身や家族、家を守るため、そしていざという時に慌てないためにも事前の準備が大切です。「知らなかった、気づかなかった」とならないための心がけを日頃から意識しておきましょう。

※画像はイメージです。
※2020年7月現在の情報を掲載しています。

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