身近な自然災害から身を守る! 土砂災害・雷・竜巻編

以前にご紹介した「身近な自然災害から身を守る! 大雨・暴風・集中豪雨編」に続き、今回は土砂災害・雷・竜巻から身を守る方法をご紹介します。2020年7月に九州で集中豪雨による土砂災害が発生して甚大な被害を出したように、自然災害は連動して起こってしまう可能性があります。今一度、自然災害について考えてみましょう。

自治体からの警報は常にチェックを

自然災害時にはまず、最新の気象情報や警戒レベルをこまめにチェックすることが大切です。お住まいの地域で危険性が高い場所を把握し、天候状況が悪い時の外出先では特に注意が必要です。

土砂災害に巻き込まれないために川や地面の様子も気にかける

大雨や地震などによって引き起こされる土砂災害。崖や山だけでなく、川の近くなど、さまざまな場所で起こります。それぞれに前兆があるので覚えておくことも重要です。避難場所の確認や危険箇所の通常の状態も確認しておきましょう。

崖崩れの前兆

崖にひび割れなどができるほか、小石がパラパラと落ちてくるのも崖崩れの前兆です。また、水が多い場所では、崖から水が湧き出ている、反対に湧水が止まる、濁るというサインがあることも。地鳴りが聞こえたらすぐに崖のそばから離れるようにしましょう。

土石流の前兆

地鳴りや立木が裂ける音、石がぶつかる音は土石流が起こる前兆です。急に川の水が濁り流木が混ざり始めたり、雨が続くのに川の水位が下がったりしている場合も注意を。腐った土のニオイがすることもありますので、五感を使って前兆を逃さないようにしてください。

地滑りの前兆

地滑りの前兆は目で見て分かるものが多いのも特徴です。崖崩れや土石流同様に、地鳴りや山鳴りがします。地面にはひび割れや陥没が起こり、亀裂や段差が発生します。崖や斜面から水が噴き出すこともあり、井戸や沢の水が濁るという傾向も。

命を奪われることもある雷は素早い避難が重要

落雷事故死の半数以上が、ゴルフ場などの開けた平地にいる時や木の下で雨宿りしている際に起こっています。雷鳴が聞こえたり、雷雲が近づいてきた場合にはどのような場所に避難するのが良いのでしょうか。

雷から避難する際の“安全な場所”とは

ゴルフ場だけでなく、海などの開けた場所は人に雷が落ちやすくなります。近くの大型マンションやビルなど大規模な建築物、自動車や列車、バスの内部など壁に囲まれた場所へ急いで避難してください。

万が一避難できない場合はどうする?

建物や乗り物の中に避難できない場合は、雷が落ちやすい、電柱・鉄塔などの高い物体から4m以上離れたところに退避してください。傘やカバンなどの荷物は体より高く突き出さないようにし、なるべく小さくしゃがみます。両足を揃えてひざを折り、上半身は前屈みに。両親指で耳の穴をふさぎ、残りの指で頭を抱え下げましょう。ただし、しゃがんでいても雷が真上付近から落ちると落雷により死傷する可能性も出てくるため、できる限り安全な場所へすぐに避難するのがベストです。

珍しくても竜巻には近づかないこと

日本ではあまり起こりづらいイメージのある竜巻ですが、実は日本全国どこでも発生する可能性があり、特に台風シーズンに確認されています。小さく見える竜巻でも、中心部では猛烈な風が吹き、建物の瓦礫や看板などが空中に巻き上げられ飛来物となることで、大きな被害を及ぼすことがあります。竜巻が起きた際の避難方法をご紹介します。

屋内にいる場合はどうする?

雨戸やカーテンを閉めて窓の少ない部屋に移動します。窓ガラスの破片による怪我を避けるため、窓から離れて頑丈なテーブルの下などで竜巻の通過を待ちます。

外出先の場合はどうする?

突風や飛来物を裂けるため、頑丈な建物や地下施設に移動を。付近にない場合は物陰やくぼみを探して隠れて、竜巻の通過を待ちましょう。気象庁のウェブサイトにある「竜巻発生頻度ナウキャスト」で事前情報を確認しておくと良いでしょう。

気象庁 | 雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)

出先での遭遇にもきちんとした備えを

いつどこで出会うかわからない自然災害。自宅近くに山や川がなかったとしても、レジャーなどの外出先で遭遇してしまうこともありえます。土砂災害、雷、竜巻が起こりやすい天候や、どのような予兆があるかの知識を持っておくことが大切です。

※画像はイメージです。
※2020年8月現在の情報を掲載しています。

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