偽サイトでインターネット通販?詐欺被害に注意

そなえる

わざわざ店舗に足を運ぶ必要がなく、自宅で買い物ができる大変便利なインターネット通販。商品情報を吟味し、価格や口コミを比較しながら購入できるため、上手に使えば良い商品を安く買うことができます。ところが、2014年から通販サイトで商品を購入したにも関わらず、「商品が届かない」「コピー商品が届いた」といった詐欺被害に遭う人が急増しています。

これらは、有名な通販サイトを模して作られた「偽サイト」と呼ばれる詐欺通販サイトによる被害です。本物そっくりに作られているため、詐欺と気が付かずに商品代金を支払ってしまう人が跡を絶ちません。そこで、今回は、急増する偽サイトにだまされない防衛術を特集します。

本物にそっくり!偽サイトの正しい知識

偽サイトは、本物のサイトのレイアウトはもちろん、ロゴや画像から文章までそっくりコピーして使っているのが特徴です。もちろん、何の断りもなく勝手に写真などを使っているのですが、現在のところこうした無断使用を防ぐ方法はありません。

偽サイトが本物のサイトと違うのは、インターネット上の住所である「URL」などごく一部で、そのURLも1文字だけ違うといった紛らわしいものが使われています。そのため、パッと見て偽サイトであることに気がつく人はほとんどいないでしょう。 こうした偽サイトは金銭詐欺やIDやパスワードの不正取得、コンピュータへの攻撃などを目的として作られており、2014年以降、被害が急増していますので注意が必要です。

偽サイトのほとんどが海外で作られており、日本から素早く適切な対応をすることが難しいのも事実です。仮に、警察など関係各方面の協力を得て偽サイトを閉鎖させても、新しい偽サイトがすぐに作られてしまうため、事実上対策できないと言ってもよいでしょう。検索サイトなどもこうした偽サイトを検索結果に反映させないような対策を取っていますが、それも完全ではありません。

そこで必要になってくるのが、私たちユーザーがしっかり自衛することです。偽サイトにだまされないように、これから紹介する正しい知識を身に付けてください。

価格の安さやアカウント乗っ取りに要注意

欲しい商品を少しでも安く手に入れたいと思うのが人情ですが、その心理につけ込むのが偽の通販サイトです。実在する通販サイトを模倣した偽サイトを作って、「70%オフ」「80%オフ」といった激安価格を表示してだまそうとします。

「ブランド名」や「激安」といったキーワードで検索していると、こうしたサイトが検索結果に表示されることがあり、価格を吟味しながら通販サイトを渡り歩いている人ほど偽サイトにだまされてしまいやすいと言えるでしょう。価格の安さに飛びついて購入すると、注文したものと異なるコピー商品が届く、商品が届かず返金もされないというトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

また、TwitterやSNSのアカウントを乗っ取り、こうした偽サイトに誘導する手口も多数確認されています。「レイバンの安売り」はかなり広まったので、目にしたことがある方が多いのではないでしょうか? そのほか、スパムメールによる誘導もありますので、不審なメールは開かない。安易にURLをクリックしない、添付ファイルを開かないといった基本的な対策を怠らないようにしてください。

偽の通販サイトは、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」「Amazon」といった有名通販サイトの店舗や、人気の通販サイトを騙るのが特徴です。ロゴや商品写真、商品説明から、果ては会社概要までコピーしていることも少なくないため、大手の通販サイトだからと信用すると痛い目に遭います。

「家電」や「コンピュータ」、「ブランド品」など、人気があって販売価格が高い商品が狙われやすいので、「激安」に釣られて痛い目に遭わないよう、明らかに安過ぎる場合は購入する前に偽サイトではないかをしっかりチェックしましょう。

<関連リンク>

インターネット通販トラブル(消費者庁)

なりすましECサイト対策協議会

日本国内外の主要なフリーメールを紹介!ポイントをチェック

偽サイトには、いい加減な作りのものもあり、日本のサイトではまず考えられない「明らかに不自然な日本語」「簡体字(中国で使われる漢字)が使われている」といったことで見抜けるものもあります。しかし、ほとんどの偽サイトが精巧に作られており、なかには「偽サイトに注意」という表示までコピーしている偽サイトも存在します。ですが、下のチェックポイントを知っていればかなり看破することができます。

・ポイント1:フリーメールのアドレスを使っている

誰でも無料で取得できる「フリーメール」を公式の連絡先にする会社は、日本ではまず存在しません。もし、連絡先としてフリーメールが表示されている場合、かなりの確率で偽サイトと判断してよいでしょう。フリーメールは使い捨てしやすいので、詐欺師にとって好都合なのです。

フリーメールかどうかはメールアドレスの「@」以降で判断します。下に偽サイトで使われる代表的なフリーメールを掲載しておきますので、参考にしてください。ただし、フリーメールは他にもたくさんあるので、下のリストにないアドレスがすべて信用できるわけではありません。

【日本国内の主要フリーメール】

・@yahoo.co.jp

・@gmail.com

・@outlook.com

・@live.jp

・@○○○.biglobe.ne.jp

・@hotmail.com

・@aol.jp

・@icloud.com

・@excite.co.jp

• @126.com

【海外のフリーメール】

・@yahoo.com

・@163.com

・@163.net

・@188.com

・@126.com

・ @yeah.net

・@qq.com

・@foxmail.com など

・ポイント4:会社名・所在地・責任者の氏名・電話番号が記載されていない

『特定商取引法』では、「会社名」「所在地」「電話番号」「責任者の氏名」を表示することが義務付けられています。これらが表示されていない場合、信用できません。ただし、表示されていても嘘の情報の可能性もあるので、注意が必要です。 怪しいと思ったら、会社名や所在地を検索してみましょう。会社名で検索したら本物のサイトが見つかったり、所在地で検索すると住所が存在しなかったりすることも珍しくありません。また、電話番号に連絡してみるのもよいでしょう。

他の目的の偽サイトにも要注意

通販の偽サイトは金銭目的ですが、有名サイトや官公庁の公式サイトそっくりの偽サイトを作り、アクセスしてきたコンピュータに、ウイルスやトロイの木馬といった悪意のあるプログラムを感染させることを目的とする偽サイトもあります。

こうしたサイトにアクセスしてしまうと、気がつかないうちにコンピュータが乗っ取られ、ユーザーIDやパスワード、個人情報などが盗まれます。セキュリティソフトを使っていればある程度は感染を防げますが、完全に防ぐことはできないので、アクセスしないようにすることが最も有効な対策といえます。

そのほか、銀行やオンラインゲームなどの偽サイトもあります。これらの偽サイトは、ユーザーIDやパスワード、クレジットカード情報、銀行の暗証番号、オンラインバンキングのパスワードなどを入力させ、盗み取ることが目的としています。

銀行やオンラインゲームを騙るメールによる誘導のほか、前述した偽の通販サイトでログイン情報や決済情報を入力させるという手口も増加していますので、十分注意してください。

こうした偽サイトは、総合セキュリティソフトを導入していればある程度ブロックすることができます。導入していない方は、今すぐ導入しましょう! ただし、100%ブロックできるわけではないので、前述のチェックポイントや対策はしっかり守ってください。

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