先端についたアタッチメントで簡単に調理ができてしまうハンドブレンダーは、時短料理の強い味方として、ワーキングマザーを中心に人気上昇中。
切ったり、刻んだりなどさまざまな作業が可能ですが、特に、食材をなめらかなペースト状にする機能に優れているため、離乳食やスムージー作りのほか、ポタージュ作りなどに適しています。
今回は、そんなハンドブレンダーの魅力と、ハンドブレンダーを使って簡単に作れる、冬が旬の野菜をたっぷり使ったポタージュスープのレシピをいくつかご紹介します。
鍋やボウルで直接ブレンドできるから、洗い物が少なくて済むのがうれしい！
ハンドブレンダーはアタッチメントを付け替えれば、1台で「刻む」「つぶす」「泡立てる」「混ぜる」などのさまざまな調理を簡単にできるキッチン家電です。
これだけ聞くと「ミキサーと同じでは？」と思ってしまいますが、専用の容器の必要がなく、鍋やボウルなどに直接入れて使うことができるので、洗い物が少なくて済むというのが大きなメリットです。
食材や料理に合わせて。回転速度の調整が簡単なのも魅力
ハンドブレンダーは使い方がとても簡単。刃の部分を本体に取り付けて、スタートボタンを押すだけです。多くのメーカーから発売されていますが、そのほとんどが、食材やメニューに合わせて回転速度を簡単に調整することができます。回転速度の調整方法はスイッチ式、ダイヤル式、ボタン式などがあります。
栄養満点＆あたたまる！ 野菜たっぷりのポタージュを簡単調理
それでは、アメリカの調理用品ブランド「クイジナート」が提案する料理レシピより、ハンドブレンダーを使ってできる、冬の時期におすすめの、野菜のポタージュスープのレシピをいくつかご紹介します。
秋～冬が旬！「じゃがいものガーリックスープ」（調理時間：約25分）
じゃがいもというと春の新じゃがいもが旬の代表格に思われがちですが、もうひとつ「秋じゃがいも」があり、10月～2月までが最もおいしく味わえる時期になります。
みかんと同量程度のビタミンCが含まれているだけでなく、塩分の摂りすぎから派生するむくみを緩和させるカリウムなども豊富。女性にうれしい栄養素づくしの食材です。
■ 材料（4人分）
・ じゃがいも 中2個
・ 玉ねぎ 1/2個
・ にんにく 1片
・ 無塩バター 10g
・ 水 300ml
・ コンソメキューブ 1個
・ 牛乳 200ml
・ 塩 適量
・ こしょう 適量
・ （お好みで）ガーリックチップ 適宜
■ 作り方
1. じゃがいもは皮をむき1cmの薄切りにし、水にさらしておく。玉ねぎは薄切りに、にんにくは芽を取り薄切りにする。
2. 鍋にバターを溶かし、にんにくと玉ねぎを炒める。
3. 玉ねぎが透き通ってきたらじゃがいもを加え、全体に油がまわるように炒める。
4. 水とコンソメキューブを加えて沸騰したら火を弱め、フタをして約15分煮る。
5. 野菜がやわらかくなったら鍋を火から下ろし、あら熱を取ってから牛乳を加え、ブレンダーの低速～中速で野菜をつぶすように動かし、なめらかになるまで混ぜる。
6. 再び鍋に火をかけ、沸騰しないように温め、塩、こしょうで味をととのえる。
7. 器にスープを入れ、お好みでガーリックチップをトッピングして完成。
高たんぱく＆低カロリーな「大豆とコーンのクリームスープ」（調理時間：約20分）
乾燥から肌がかさつき、髪もぱさつく冬は、女性にとっては油断大敵な季節ともいえます。「畑の肉」の別名で親しまれる大豆は、たんぱく質たっぷりで美髪作りに欠かせない食材です。食物繊維も豊富なので、便秘を解消して内臓脂肪を効率的に減らすサポートも。
■ 材料（2人分）
・ 玉ねぎ 1/4個
・ 大豆水煮（小） 1袋（60g）
・ スイートコーン（小）1缶（130g）
・ オリーブ油 大さじ1/2
・ 水 200ml
・ 固形 コンソメ1/2個
・ 牛乳 200ml
・ 塩 適量
・ こしょう 少々
・ パセリ 適宜
■ 作り方
1. 玉ねぎは2cm角にカット。ボールに切った玉ねぎを入れて、ハンドブレンダーを使ってみじん切りにする。鍋を熱してオリーブ油を入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒める。
2. 玉ねぎがしんなりしてきたら、大豆水煮、スイートコーン、水、固形コンソメを加えてフタをし、約10分煮る。大豆がやわらかくなったら牛乳を加える。
3. 鍋にハンドブレンダーを入れ、なめらかになるまでブレンド。
4. 火にかけて温めなおし、塩・こしょうで味をととのえる。
5. 器に盛り、パセリを散らして完成。
簡単＆栄養満点のぽかぽかスープで寒い冬を乗り切りましょう
ご紹介したレシピ以外にも、冷蔵庫に余っている野菜などを使って簡単に調理ができます。レシピサイトも参考に、この冬は自分や家族のために、たくさんスープを作ってみてください。
